ノーミスの大切さ
5月20日(金)~22日(日)の3日間で開催された、全日本ユースチャンピョンシップに高校生の後藤由衣菜、愛里が出場しました。
高校生がいなかったり、コロナで出場を控えていたりしていて、7年?8年ぶりくらいの参戦となりました。
コロナ感染者も激減することがない中での開催、感染対策がしっかりと取られている大会でした。
さて、出場した選手たちの演技はどうだったかというと・・・大きな体育館で、3面同時進行。このような大会は初めて。そして、日本代表にもなるような選手が多く出場している大会。すごい選手たちも出ているとわかっていながら、やはり会場について実際見てみると緊張感が増したようです。
演技は?というと、試合への準備が足りなかったというしかないでしょうか?初めてとはいえ、準備をしっかりできていれば、また、違った緊張感だったと思います。
勝負にはノーミスの演技が絶対条件です。どれだけの質のよいノーミスが出せるかで順位が決まります。
ミスをした段階で勝負は負けです。あとは相手がどんな演技をするか待つしかありません。
だから、試合までの間に、ノーミスの演技をどれだけできるか、落下だけでなく、曲との調和や難度の形、演技のつなぎなどなるべく実施減点がなくなるような練習をしていかなければいけません。本番では練習以上のことができるようなミラクルはおきませんから。それが新体操です。
ただ、人間がやることですから、その日の調子もあります。本番直前になり、いつもで来ていたことが微妙な変化でできなかったりすることがあります。
うまくいかないまま本番に臨んだとき、本番はうまくいったとしても、それは本番に強いわけではなく、これまでやってきたことがあったからできるんです。
今回、試合までの期間にノーミスが出せたかというと、1種目1回出せたかなぁという感じでした。これでは、ミラクルはおきません。
残念ながら、ミラクルは起きることなく、本番は練習で起こっていたところのミスがそのまま出てしまいました
何本ノーミスを出していても、本番はミスをするかもしれません。しかし、自分に自信をつけるためにも「ノーミス」という課題は必要だと思います。
二人とも、試合までにどんな練習をしていかなければいけないか身をもって感じてくれたかなぁ。
これから試合シーズン。ノーミス通しの練習が続きます。とてもとても時間がかかる練習。辛いことの方が多いけど、試合で評価された時の嬉しさと達成感は言葉にできない一生の宝物になると思います。試合を終えたとき、どんな景色が見えるかなぁ。そのことを想像しながら、各大会頑張ってほしいなぁと思います。
経験したことを活かし、次は高校生はインターハイ予選。ユースで思うようにできなかった雪辱を果たしましょう。